
日本のシミ研究が詰まった資生堂のHAKUメラノフォーカスV薬用美白美容液は本当に効くのでしょうか?今回はHAKUメラノフォーカスVがどのようにシミに働きかけるのかをわかりやすく説明!HAKUメラノフォーカスV使用前と使用開始より8ヶ月経った現在の状態を比較したビフォーアフター写真も紹介します。
美白ケアは難しい
スキンケアの中には保湿、エイジングケア、ニキビケア、毛穴ケア、など様々なジャンルがありますが、中でも特に目的を達成するのが難しいのが美白。そのため、化粧品を選ぶときは美白と書いてあればなんでもいい!と思わずに、少しでも効果が出そうなコスメを選んで毎日使い続けることが大切だと私は考えます。
そのためには・・少しながらシミの原因について学んでみるのもいいものです。『資生堂シミ研究所』ではシミがなかなか消えないその理由について詳しく紹介しているので皮膚科学に興味のある方はぜひぜひ覗いてみてください。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:なにがすごいの?
本来は自然に生まれ変わるはずのお肌。日焼けしても時間が経つとお肌が元の色に戻るのはお肌が常に入れ替わっているからです。ではどうしてシミは入れ替わらずにずっとそこにいるのでしょうか?
その理由は、シミの部分には慢性的に炎症が起きていて常に色素細胞が活発に色素を作るという悪循環が起こっているからです。更に、シミのある部分周辺の肌細胞は生まれ変わりが遅くなっていることも最近の研究でわかっています。
出典: 資生堂肌研究の歴史|資生堂
このような研究結果から、資生堂はまずはお肌の奥の炎症を抑える、そして溜まっている色素の排出を手伝い、活発になる色素細胞を落ち着けるような効果がある成分を開発。その全てが詰まっているのがHAKUメラノフォーカスVと聞けば、、、ちょっと使ってみたい!と思いますよね。
資生堂 HAKU メラノフォーカスV(医薬部外品)薬用美白美容液レビュー
出典:HAKU メラノフォーカスZ「美容医療か美白美容液か」篇 30秒|資生堂
資生堂HAKUメラノフォーカスVは日本のシミ研究の最高傑作と公式ホームページで紹介されています。1万円越えの高価な美容液なのですが、商品詳細を読んですぐに使ってみたいと購入しました。

実際HAKUメラノフォーカスVを使ってみると、テクスチャーや使い心地が抜群!少量でよく伸びるのでワンプッシュでお顔全体をカバーすることができます。ニキビやオイリー肌が気になる人でも使いやすい軽いつけ心地です。塗った後はベタつかず程よい保湿をしてくれます。お肌の乾燥をしやすい方はこの後に保湿クリームや保湿オイルを塗るのがオススメです。
香りは爽やなお花を思わせる香り。甘ったるい香りではないので男女問わず使いやすいです!
資生堂HAKUメラノフォーカスV:有効成分
HAKUメラノフォーカスVに入っている有効成分は 4MSK と m-トラネキサム酸 という2つの美白成分です。
4MSKはシミの生成を抑え、シミの原因になっている溜まった色素の排出も助けてくれます。
m-トラネキサム酸は本来よりも活発になってしまっている色素細胞を落ち着かせる働きがあります。
サリチル酸の誘導体で、4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略称。酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制するだけはなく、シミ部位で生じている慢性的な角化プロセスの乱れ(慢性角化エラー)に作用して、溜まったメラニンを排出する効果を持つ。資生堂が開発した厚生労働省認可の医薬部外品有効成分。資生堂シミ予防研究所:シミ予防辞典
シミ部位の慢性微弱炎症状態に作用しメラニンを生成する細胞メラノサイトの活性化を抑制する働きがある。資生堂が開発した厚生労働省認可の医薬部外品有効成分。
トラネキサム酸は抗肌あれとしての効果も有するため、資生堂ではメラノサイトの活性化を抑制する成分としては、「m」をつけて、m-トラネキサム酸という名称を使っている。
4MSKとm-トラネキサム酸を混ぜたものを『抗メラノ機能体』といいます。HAKUメラノフォーカスVにはこの抗メラノ機能体が有効成分として使われていて、さらにお肌への浸透もしやすいように考えて作られています。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:有効成分以外の重要な成分
HAKUメラノフォーカスVには有効成分以外にも、シミの予防や改善に一躍買ってくれる成分が入っています。次のような成分が有効成分にプラスαで様々な方向からシミの原因に働きかけてくれます。
白蓮果®︎HA(ハス種子発酵液・ヒアルロン酸・グリセリン)
白蓮果®︎HAという成分には
- ハス種子発酵液
- ヒアルロン酸
- グリセリン
の3種類の美容成分が配合されています。シミができている部分はお肌のターンオーバーが通常の6分の1まで遅くなっています。そのため、他の部分よりもシミの部分の色素が排出できなくなっているんです。そのターンオーバーの低下を防いでくれるのが白蓮果®︎HAという成分です。
アンダーシールダー(ホワイトリリー・塩酸グルコサミン、グリセリン(整肌、保護))
アンダーシールダーという成分には
- ホワイトリリー
- 塩酸グルコサミン
- グリセリン(整肌、保護)
の3種類の美容成分が配合されています。お肌の奥には基底膜と呼ばれる壁があります。この壁は色素がお肌の奥深くに流れ込まないように表皮層と真皮層の間にある壁です。この壁がすでに壊れている場合、色素が真皮層まで流れ込み、濃くてなかなか消えないシミになっています。その壊れた壁がこれ以上壊れないように、また壁の再建設に必要な成分を産出するように、作られたのがこのアンダーシールダーという成分です。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:表示成分
資生堂HAKUメラノフォーカスVの表示成分を紹介します。
化粧成分は難しい名前ばかりですが、簡単に説明すれば、HAKUメラノフォーカスVは様々な方向からシミの原因に働きかける、そんな美容液と思っていただけるとわかりやすいかと思います。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:成分
資生堂HAKUメラノフォーカスV:使い始めて8ヶ月のレビュー
HAKUメラノフォーカスVでシミを薄くしたい!そんな思いから使い始めて早8ヶ月。使用し始めた8ヶ月前のお肌と今のお肌を比較してみます。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:使用前と現在の比較

毎日朝と夜に一回ずつHAKUメラノフォーカスVを使用。使うタイミングは洗顔後、化粧水の直後。
使い始めて1週間〜1ヶ月ほどはお肌の透明感に多少の変化を感じつつ、そのまま使い続けているとあまりお肌にもシミにも変化が感じられない時期が続きました。
そして8ヶ月後の今、写真を比較してみるとシミ以外の部分の透明感が尋常じゃないことがわかります。季節は違いますが同じコンディションで撮った写真です。そう考えると、以前のお肌はかなりくすんでいて、炎症っぽい赤みも多いように思います。
資生堂HAKUメラノフォーカスV:まとめ
真面目にHAKUメラノフォーカスVを塗り続けた結果、かなり美白に成功していることがわかります。一番気になるのシミですが、薄い部分は完全に消えているものもありました。一番濃い部分ではあまり変化はありませんが気持ち薄くなったかな?といった程度です。
現在はHAKUメラノフォーカスVと一緒に使って相性の良さそうなコスメをリサーチ中です。一緒に使うアイテムによってもより美白効果をアップできるので、またお肌のアップデートと共に紹介させてもらいます。参考にしてみてください。
アップデート:現在はさらに進化したメラノフォーカスZに商品名が変更になっております
メイクアップアーティスト、ITEC認定国際エステティシャン、美容研究家、ライター、レタッチャー、編集オペレーター